セクターレポート:日本の五大商社決算アップデート(2023年3月期)

  • セクター
  • 2023/05/17

レポートサマリー

  • 五大総合商社の2023年3月期の決算は、引き続き資源価格が高値で推移したことや円安を背景とした海外事業の利益拡大により好調に推移。五大商社のうち4社が過去最高益を記録し、三菱商事・三井物産の2社は総合商社初となる純利益1兆円超を達成
  • 今期業績が好調であった一方、資源価格高騰の反動や金融引き締め、ロシア・ウクライナ情勢による貿易・投資活動の停滞懸念、新興国債務問題といった経営環境の不透明性から、5社全てが2024年3月期の純利益を減少と予想
  • M&Aの観点では、各社とも大型売却の動きは一段落し、特に非資源分野において既存事業への追加投資や新規事業への投資を加速
  • バフェット氏率いるBerkshire Hathawayによる追加投資も世間の耳目を集めており、引き続き、稼ぎ出したキャッシュを自社株買い・配当を通じた株主還元と成長投資にバランスよく配分することが求められている
記事監修
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原田 恵一郎 Keiichiro Harada

マネージングディレクター/ フィナンシャル・スポンサー

20年近くに亘る事業再生・M&A関連業務の経験を有する。監査法人において監査、財務デューデリジェンス業務を経験後、株式会社産業再生機構にて、支援先の財務リストラクチャリングや投資後の事業改善支援を担当。当社入社後は、多種多様なM&A案件のエグゼキューションをリードし、事業再生、有事対応(敵対的買収/防衛)、カーブアウト、LBOファイナンス、ベンチャー買収等で多くの実績を有する。近年は、フィナンシャル・スポンサー・カバレッジの責任者としてPEファンド及び総合商社に対し幅広いネットワークを構築し、オリジネーション活動を統括している。

慶應義塾大学商学部卒 2001年/ 中央青山監査法人(当時) 2004年/ 産業再生機構 2006年/当社入社。公認会計士。

田中 亮成 Ryosei Tanaka

アソシエイト/ フィナンシャル・スポンサー

当社入社以来、一貫して国内外のM&Aアドバイザリー業務(エグゼキューションおよびオリジネーション)に従事。近年ではフィナンシャル・スポンサー・カバレッジセクターにおいて、主に総合商社に対するオリジネーション活動を担当。

主な案件実績は、JSRによるエラストマー事業の売却、昭和電工マテリアルズによる断熱部品メーカーISOLITE GmbHの売却、パナソニックによる欧州照明デバイスメーカーVossloh Schwabeの売却、ニチレイロジグループ本社によるNorish plcの冷蔵倉庫事業の買収等。

東京大学法学部卒。2018年/当社入社。

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