建設セクター | マーケット動向レポート(2023年5月版)

インダストリアル 

レポートサマリー

  • 2022年度は堅調な公共工事需要や民間設備投資回復により全体で増収となるも、利益面については資材価格上昇や工事損失引当金計上等により最終的に小幅な増益又は減益となる企業が見受けられた。2023年も引き続き受注環境は堅調であり、価格交渉や資材の早期発注、生産性向上等の利益改善に向けた取り組みに注力する動きも見られ、業界全体としては増収増益が見込まれる
  • 株価については東証が3月にPBR低迷企業への改善要請をしたことや、一部企業に対するアクティビストによる増配要求により今後の株価上昇が期待された結果、概ね全ての銘柄で株価は上昇
  • M&Aについては、スーパーゼネコンである大林組・清水建設が国内でM&Aを実施。また、2021年に西松建設に投資した伊藤忠商事がオリエンタル白石に投資しており、アクティビストが関連する建設銘柄に対する伊藤忠商事の投資が目立っている

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