建設セクターアップデート(2023年3月版)

インダストリアル 

レポートサマリー

  • 公共工事の堅調な推移や民間設備投資の回復の影響もあり、建設業界全体として概ね増収という結果になった。他方で利益面については、多数のプレイヤーが資材価格上昇の影響を受けて減益。特に第3四半期においては設備工事会社において営業利益の下方修正が目立った
  • 通信事業者の設備投資が一服した通信工事会社を除いて、建設業の株価は1年前と比較して概ね横ばいだが、過去からPBRが1倍を割れている会社が多く、純資産価値に下支えされている側面が大きい
  • M&Aについては上半期と比較して落ち着いたが、旭化成ホームズ、住友林業といったハウスビルダーは北米住宅関連企業のロールアップ買収を継続しており、またJR東日本による関連建設会社株式の買い増し等の動きがあった

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