物流セクターアップデート(2022年8月版)

インダストリアル 

レポートサマリー

  • 第一四半期の決算は増収増益の企業が大半を占める一方で、燃料費の高騰や人件費の増加を背景に減益となった企業も存在。22年度の通期見込みは引き続き増収増益を見込む企業が多いものの、海上・航空運賃の高騰等、サプライチェーン混乱に伴う特需の収束を見込むといった説明も多く聞かれる
  • 外航海運を除き物流業界全体として株価は伸び悩んでいたが、第一四半期の好調な決算を受け、足元は回復傾向にある。一方、好調な業績に比して株価の上昇は限定的であり、バリュエーションは低下している
  • KKRによる日立物流に対する公開買付けの開始予定や近鉄グループホールディングスによる近鉄エクスプレスの完全子会社化など、大型案件も起きており、国内物流M&A市場は引き続き活況である一方で、将来見立てに関する不確実性や円安の影響もあり、日系物流企業の多くはクロスボーダー案件に対して慎重な姿勢で取り組んでいる模様

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