建設セクター | マーケット動向レポート(2023年度 通期)

ビジネスサービス 

レポートサマリー

  • 2023年度は近年の堅調な受注環境を背景に昨年に続き全体的に増収となり、特に空調工事会社は半導体等産業向け工事の牽引によって売上・利益ともに大幅な伸長を見せた。一方で、一部のスーパーゼネコンでは大型建築工事の採算悪化により大幅な減益となる会社も見られた
  • 株価については好決算であった空調工事会社及び電気工事会社の伸びが特に目立ったが、いずれの業種も上昇トレンドにあり、足下の平均的なEV/EBITDAマルチプルは概ね8-9x程度の水準
  • M&Aについては清水建設、大林組、大成建設らスーパーゼネコンによる買収が多数見られたほか、ミライト・ワンによる国際航業の買収やインフロニアホールディングスによる日本風力開発の買収等新たな事業領域への進出を企図したM&Aも目立った。また、2024年以降の直近でも積水ハウスによる米国ハウスビルダーの買収や、日本ハウズイングによるMBO等引き続き活発な動きが見られる

記事監修

この記事を監修している弊社担当者です。