物流セクターアップデート(2023年第1四半期)

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レポートサマリー

  • 直近四半期の業績については、航空・海上輸送の市況正常化や一部先進国の景気後退懸念などに伴い、各社とも概ね減収減益に着地。足元の業績を踏まえ、通期見込みについても概ね減収減益の予想は変わらず、業績予想を下方修正する企業も一部存在
  • 良好な株式市場の地合いを受け、マルチプルは上昇傾向。ただし、依然として多くの企業でPBR1倍割れの状況が継続
  • 2023年4-6月におけるM&Aについては、国内物流企業におけるクロスボーダーの案件数が2020年7月以降の四半期ベースで最多となり、今後もクロスボーダーM&Aの増加が見込まれる
  • 直近の主なM&A動向として、NIPPON EXPRESSホールディングスによる伊ファッション物流会社Tramoの買収や、米陸上輸送会社Forward Airと米フォワーダーOmni Logisticsの合併など、機能補完・獲得を企図したM&Aが確認される

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