物流セクターアップデート(2023年度通期)

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レポートサマリー

  • 2023年度は、円安や2024年問題を背景としたコスト増、運賃・貨物取扱量の減少により、全体的に減収減益となった。一方で、2024年度は運賃・貨物取扱量の底打ち、物流需要の回復、適正運賃の収受を背景に多くの企業が増収増益を見込んでいる
  • 株価は物流セクター全体として上昇傾向にあるが、アウトパフォームしている企業は少なく、バリュエーションに大きな変動はない。足元の平均的なEV/EBITDA倍率は概ね6-7x程度の水準
  • コロナ禍と2024年問題を背景に国内におけるM&A案件が増加しており、直近ではアルプス物流、三菱電機ロジスティクス等の物流子会社案件、AZ-COM丸和ホールディングスによる同意なき買収を契機としたSGホールディングスによるC&Fロジホールディングスの買収など、大型案件が数多くみられる等、物流セクターの国内M&A市場は活況といえる

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