物流セクターアップデート(2023年3月版)

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レポートサマリー

  • 足元で海上・航空運賃は下落しているものの、直近四半期は引き続き高水準を維持しており、また国内外の物流量が堅調に推移したことや円安などの影響を受け、直近四半期でも多くの企業が増収増益を達成。一方でエネルギー価格の高騰や人件費上昇の影響は大きく、一部の企業は減益となった
  • 景況感の悪化や物流需要の失速、サプライチェーン混乱の収束を背景に、22年度の業績見込みを下方修正する企業や、23年度は減収減益を見込む企業も存在しており、コロナ禍の特需が剥落した後の収益確保が今後の課題となっている
  • 好調な業績を背景に足元の株価は一年前と比較して上昇傾向にあるが、株価の伸び以上に業績が好調なため相対的にバリュエーションは下がっている
  • 日本郵船や商船三井によるコンテナ関連事業の譲渡などポートフォリオの見直しに伴う動きや、安田倉庫によるエーザイ物流の買収、センコーグループホールディングスによるオーナミの買収など、物流子会社の整理も引き続き進行している

記事監修

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