ダイキンによるGoodman社の買収|ケーススタディ
2012.08.30
サマリー
北米住宅向け市場でのプレゼンス拡大、ダクト式製品のラインナップ拡充を目的とし買収。技術開発力を活用したGoodman製品のブランド力強化、海外展開、強化したコスト競争力による全世界での収益力強化を計る。
買収前の状況
- 北米への進出は80年代前半より試みるも、北米の住宅用ダクト式分野への進出が課題。売上も伸び悩む
- 1980年代前半、1990年代後半と2度にわたり、世界最大の空調機器市場とされる北米市場に進出したものの、いずれも撤退
- 2005年には日本式のダクトレス式空調機器を手掛ける販売会社を設立し、北米市場に再進出
- 2007年にはマレーシアのOYLインダストリーズを買収。OYL傘下のマッケイを通じ、北米市場で業務用空調機器を販売を手掛ける
買収時の想定シナジー
- 北米住宅向け市場でのプレゼンス拡大
- ダクト式製品のラインナップ拡大
- 技術開発力を活用したGoodman製品のブランド力強化、海外展開
- 強化したコスト競争力による全世界での収益力強化
買収後
Goodman買収後は米州の事業が大幅に伸長。時価総額も右肩上がりとなっている。
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