中古品小売セクター|マーケット動向レポート(2024年第1四半期)
2024.10.31
レポートサマリー
- 中古品小売セクター全体の市場は、価格高騰、インバウンド流入、SDGs意識の浸透の主要因により成長傾向
- 特にゲーム・メディア・玩具、衣服・服飾品カテゴリにおいてはマーケットプレイスによる代替が進んでいると見られ、今期見込みのEV/EBITDAマルチプルは、それぞれ6.1x、5.9xで推移
- 他方、真贋・鑑定機能を必要とする貴金属・ブランド品カテゴリや、個体が大きく配送手配がしづらい家具カテゴリ等はマーケットプレイスに代替されづらいと推察され、財務指標も好調。今期見込みのEV/EBITDAマルチプルは、それぞれ10.2x、8.7xで推移
- M&Aでは、貴金属・ブランド品領域における規模拡大や新規参入を企図した買収が散見され、直近はジュエリーブランドのヨンドシーホールディングスによるリユース時計販売事業の羅針の買収が注目された
記事監修
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