セクターレポート:日本の五大商社決算アップデート(2025年3月期1Q)

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レポートサマリー

  • 大手総合商社5社の2025年3月期第1四半期(4-6月)連結決算が8月5日に出揃い、今期見通しの純利益に対する進捗率は三菱商事、三井物産、丸紅が30%を上回り、住友商事が24%、伊藤忠商事が23%となった
  • Q1は資源価格の下落による収益源を円安影響による海外収益の利益貢献が補う形となった。三菱商事、三井物産、丸紅は資産売却や負ののれん発生益等、一過性の収益を計上したことが高い進捗率の主因
  • 他方、米国経済の減速懸念に起因して8月初より株式市場で混乱が生じており、各社時価総額は大幅な下落を見せている。また、日銀の追加利上げなどを背景に円高も進行しており、今後の海外収益の利益貢献への影響が注目される
  • 各社の今期見込みは前回発表から据え置き

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