セクターレポート:日本の五大商社決算アップデート(2025年3月期3Q)

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レポートサマリー

  • 大手総合商社5社の2025年3月期第三四半期(4-12月)連結決算が2月6日に出揃い、三井物産を除く4社が増益となった。資源分野は主に鉄鋼原料の価格下落が影響。特に鉄鋼関連では国内需要の低迷に加え、中国市場の軟化影響も大きく減益傾向となった
  • 三菱商事は前年同期比18.8%の増益を達成したものの、電力ソリューション部門で210億円の赤字を計上し今後の動向が注視される
  • 三井物産はLNGの生産・販売事業が好調に推移した一方、機械・インフラセグメントで242億円の減益となった。また、前年同期に計上した一過性利益の反動も減益の主因となった
  • 純利益の通期予想は住友商事が5,600億円(+300億円)、丸紅が5,000億円(+200億円)に上方修正した

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