セクターレポート:日本の五大商社決算アップデート(2024年3月期 2Q)

ファイナンシャルスポンサーズ 

レポートサマリー

  • Q1に引き続き資源高の反動を受け前年同期比では減益となったものの、期初想定よりも為替が円安で推移したことで、5社ともに純利益の通期見通しを上方修正
  • 商品価格が下落した金属資源、原料炭、原油を中心に資源分野が減益傾向にありながらも、為替影響に加え生活産業や機械・インフラなど非資源分野の伸長により、各社計画よりも上振れる
  • 純利益見通しの上方修正に対応し、5社いずれも昨年を上回る1株当たり配当額を発表(4社は今回決算を受けて増配)。加えて、三井物産、伊藤忠商事、丸紅の3社は新たに自己株式取得を発表
  • 6月に米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が株式保有比率を引き上げて以降、国内外の投資家の間で総合商社を再評価する動きが続いたが、その後も株価は堅調に推移している

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