セクターレポート：日本の五大商社決算アップデート（2024年3月期 1Q）
2023.08.16
レポートサマリー
- 2024年3月期Q1は、5社ともに資源高の反動を受け減益となった
- 生活産業や機械・インフラなどの非資源分野は堅調に推移する中、商品価格が下落した製鋼用石炭（原料炭）、金属を中心に資源分野が減益傾向にあり、非資源分野での収益確保が重要に
- 一方、24年3月期通期の業績見通しに対しては順調に利益を積み上げており、更なる下振れの可能性は現時点では高くない
- 基礎収益や資産売却が上振れた場合の配当計画引き上げや追加の自社株買いも示唆
- 6月に米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が株式保有比率を引き上げるなど、国内外の投資家の間で総合商社を再評価する動きが続いている
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