
帝人による帝人目黒研究所のアサヒグループ食品への売却(帝人へのアドバイザリー)
売却側企業:帝人株式会社(以下、帝人)
- 100年以上の歴史を持つ総合化学メーカーで、マテリアル、ヘルスケア、ITなど多様な分野で事業を展開
- アラミド繊維や炭素繊維など高機能素材の分野で世界的なシェアを有し、医薬品・在宅医療・再生医療などヘルスケア分野にも注力している
- 中期経営計画2024-2025においては、不採算・非注力事業における 戦略的オプションの実行、注力市場(モビリティ、インフラ&インダストリアル、ヘルスケア)への成長投資等を掲げ、収益性改善及び事業ポートフォリオの変革に取り組んでいる
買収側企業:アサヒグループ食品株式会社(以下、アサヒグループ食品)
- 2015年にアサヒフードアンドヘルスケア、和光堂、天野実業の3社を統合して設立、アサヒグループHDを最終親会社とする
- 菓子、ベビーフード、サプリメント、フリーズドライ食品など幅広い食品・健康関連製品に加え、食品原料の製造・販売を手がけている
- 2021年にはアサヒグループの乳酸菌技術を活用した機能性食品メーカー、アサヒカルピスウェルネスを統合
対象会社:株式会社帝人目黒研究所(以下、帝人目黒研究所)
- 自社株(乳酸菌・納豆菌等)の製造・販売に加え、食品・医薬品メーカーが保有する菌株の仕入販売及び受託培養サービスを提供
- 健康食品原料、医薬品原料、飼料添加物等の用途で長年使用されてきた実績を有し、BtoBに特化
- 1925年に「大阪実験治療研究所」として設立され、1997年には丸石製薬株式会社(以下、丸石製薬)の子会社となり、2022年に帝人の子会社となった
本件の意義
- 帝人はプロバイオティクスの製造機能獲得を企図して2022年に丸石製薬より目黒研究所を買収するも、ポートフォリオ整理の一環として機能性食品素材事業を終了、帝人目黒研究所を売却
- アサヒグループ食品は健康に寄与する新価値提供を目指す食品事業を担う会社として、独自の乳酸菌を含む機能性素材事業に取り組んでいたが、本件を通じ、自社の生産拠点を獲得し、安定した製造量と製造ノウハウを確保
- 今後、国内のみならず、グローバル展開の拡大を早期に実現することで、乳酸菌事業における競争力を確保し、乳酸菌を含む機能性素材事業をアサヒグループにおける新たな成長領域として強化
プレスリリースは以下をご覧ください:
帝人による帝人目黒研究所のアサヒグループ食品への売却(帝人へのアドバイザリー)

売却側企業:帝人株式会社(以下、帝人)
- 100年以上の歴史を持つ総合化学メーカーで、マテリアル、ヘルスケア、ITなど多様な分野で事業を展開
- アラミド繊維や炭素繊維など高機能素材の分野で世界的なシェアを有し、医薬品・在宅医療・再生医療などヘルスケア分野にも注力している
- 中期経営計画2024-2025においては、不採算・非注力事業における 戦略的オプションの実行、注力市場(モビリティ、インフラ&インダストリアル、ヘルスケア)への成長投資等を掲げ、収益性改善及び事業ポートフォリオの変革に取り組んでいる
買収側企業:アサヒグループ食品株式会社(以下、アサヒグループ食品)
- 2015年にアサヒフードアンドヘルスケア、和光堂、天野実業の3社を統合して設立、アサヒグループHDを最終親会社とする
- 菓子、ベビーフード、サプリメント、フリーズドライ食品など幅広い食品・健康関連製品に加え、食品原料の製造・販売を手がけている
- 2021年にはアサヒグループの乳酸菌技術を活用した機能性食品メーカー、アサヒカルピスウェルネスを統合
対象会社:株式会社帝人目黒研究所(以下、帝人目黒研究所)
- 自社株(乳酸菌・納豆菌等)の製造・販売に加え、食品・医薬品メーカーが保有する菌株の仕入販売及び受託培養サービスを提供
- 健康食品原料、医薬品原料、飼料添加物等の用途で長年使用されてきた実績を有し、BtoBに特化
- 1925年に「大阪実験治療研究所」として設立され、1997年には丸石製薬株式会社(以下、丸石製薬)の子会社となり、2022年に帝人の子会社となった
本件の意義
- 帝人はプロバイオティクスの製造機能獲得を企図して2022年に丸石製薬より目黒研究所を買収するも、ポートフォリオ整理の一環として機能性食品素材事業を終了、帝人目黒研究所を売却
- アサヒグループ食品は健康に寄与する新価値提供を目指す食品事業を担う会社として、独自の乳酸菌を含む機能性素材事業に取り組んでいたが、本件を通じ、自社の生産拠点を獲得し、安定した製造量と製造ノウハウを確保
- 今後、国内のみならず、グローバル展開の拡大を早期に実現することで、乳酸菌事業における競争力を確保し、乳酸菌を含む機能性素材事業をアサヒグループにおける新たな成長領域として強化
プレスリリースは以下をご覧ください: