物流セクターアップデート(2022年12月版)
2023.01.10
レポートサマリー
- 第1四半期に引き続き、第2四半期の決算においても増収増益の企業が大半を占める一方、燃料費や光熱費の高騰、人件費や業務委託費用の増加を背景に減益となった企業も存在。22年度の通期見込においては、サプライチェーン混乱の継続を背景に売上高を上方修正する企業もみられるものの、各種コスト増加の影響やサプライチェーン混乱の収束を考慮し、減益を予想する企業も一定数存在している
- 第2四半期の決算が好調である一方、市場はサプライチェーン混乱収束後、業績が以前の水準に収束することを予想しており、株価は引き続き低調に推移。また低調な株価を背景にバリュエーションは一年前と比較して低下している
- コロナ後に件数ベースで増加傾向にあった日系物流企業によるM&Aは、第2四半期以降、円安や各種コストの高騰等、事業環境の悪化を背景に国内・海外案件ともに減少傾向にある。グローバル全体においても同様の傾向となっており、コロナ禍に活況であった物流セクターのM&A市場は足元落ち着きをみせている
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記事監修
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